広く浅く史実を辿っていく作りになっているので、
映画が長い割に正直メッセージ性が弱かった
またある程度歴史を知らないと展開が早すぎて何が起きているのかよくわからないので
完全に置いていかれてしまう
監督がこの映画を通して何をつたえたかったのか
残念ながら感じるものがあまりなかった
ただ岡田君、本当に演技うまいなと思う
演技が上手いというか、存在として非常に貫禄、威厳が出てきたように思う
最後のシーンは震えた
正直、鈴木亮平の存在がそれと比して細く見えてしまうのが残念
虎狼の血2を見ても思ったが、鈴木亮平は狂気を秘めた笑いの演技は秀逸だったが（あれ以来、鈴木亮平の笑顔が怖いw）、ドスの効いた演技はまだ細い
それが虎狼の血2を評価しきれなかった原因で、
今回、岡田君と対したことで改めて浮き彫りになった
今後に期待
良かったのは沖田総司役の山田涼介
あと岡田以蔵役の村上虹郎（るろ剣ファイナルでは沖田総司だった）は存在感バッチリだったが、調べるまで岡田以蔵役ということすらもわからなかった
もうちょっと登場して欲しかった
あと芹沢鴨の伊藤英明の無法者感は良かったな
と、要所要所では楽しめたが、
全体として広く浅く、心が震えなかった感じでした
