ジェンダーの話はしないで観てほしい的な監督の言葉を何かしらで見たけど、まさにそうだなという雑さと現実的にこうなるというリアルさがあって納得した。「私と今々瀬どっちを選ぶの？」のとこ。だけどそもそも女の子のキャラクターが全員頭弱い感じで描かれてるのがちょっとやるせない気持ち。
白々しい音楽と説明台詞がなく、ふたりの気持ちの描き方は繊細で映画的で良かった。はっきり言葉にはできない気持ちを態度でどうにか示したかったり、隠したかったり、引いてみたり、抑えきれずに追いかけちゃったり。ひとつひとつの行動と仕草にキャラクターの性格やその意図が表れてる感じ、色々想像できておもしろい。結末はふたりがそう簡単な流れには持っていけない気持ちが溢れた結果だろうなと思わせる深みになっていて良かった。
大倉くん、年取る度にかっこよくなると思い続けてきたけど本当にどんどん雰囲気良くなるなあと思った。時々まとう雰囲気がアダム・ドライバーにみえる。笑
