イギーポッポ

フォードvsフェラーリのイギーポッポのレビュー・感想・評価

フォードvsフェラーリ(2019年製作の映画)
3.6
大企業とハミ出しモノが手を組むとき、共通言語は“誇り”のみ。そのエンジンを最大火力で燃やすとき、一瞬だけ天地を引っくり返せる。そしてその一瞬が過ぎれば誇りを胸に別れが待つ。何せ最大の敵は相容れない身内だもん。う~ん男のロマン。そう、2020年代に似つかわしくない言葉だと分かってて敢えて使うぜ、男のロマン。クルマだもん、レースだもん、男子の永遠の憧れっすもん。
んでクラシックカーの色気に負けない主演二人の色気。
長い映画の歴史でやり尽くされたカーチェイスシーンにも、まだまだ新しい表現を掘り出せたと思える大迫力。
…実は個人的にはクルマに興味なかったりするし、フォードよりフェラーリが好みだが、今作は燃えましたわ。