ちぃ

フォードvsフェラーリのちぃのネタバレレビュー・内容・結末

フォードvsフェラーリ(2019年製作の映画)
4.3

このレビューはネタバレを含みます

★4.4 ル・マン24時間耐久レースのフォードとフェラーリの戦い。シェルビーはレーサーであったが心臓に疾患を抱えたため引退、今は自動車販売店を経営していた。そんな彼がフォードから命を受け、ル・マンのレースの監督を言い渡される。彼は車に関しての知識とレーサーとしての腕は確かだが、扱いにくいケンと組んでこの戦いに挑む。
あー、なんでレースものに魅かれるのだろうか。息つく暇もなく姿勢が正される感じ。一期目は、ケンをレーサーとして起用することを認められず、フォードはフェラーリに敗れる。そして2期目。ケンをレーサーとして迎えフェラーリは棄権。1~3位はフォードが総なめのレースになる。フォードの2代目で副社長が3台横並びのゴールでフォードの優勝を印象付けようと提案。抜きんでていたケンは、シェルビーの思いもくみ取りそれを実行に移す。3台同時ゴールはしたが、後ろからスタートしたケン以外の者が優勝となる。副社長はそれを知っていてこの提案をしたのであった。そしてその後ケンは車の調整の走行中にブレーキ制御が効かなくなり亡くなる。
男の友情に弱いのかな。レース映画のラッシュより、レース中の事がよく知れて面白かった。(エンジンの回転の事とか、ピットインの時の状況とか。ちょっとのことでトラブルが起きたり、繊細なものなんだなと感じられた。)ケンの悔しさはもちろん涙が出たが、それを分かち合ってくれる仲間や、喜び合ってくれる人たちがいたこと嫌な後味を残さず見られた。
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