フォードvsフェラーリのArsenyevichのネタバレレビュー・内容・結末

序盤1時間半くらいまで、
正直あまり世界観に没入することが出来なかった。
レース、白熱した勝負の世界と言うよりもいい歳した中年男達の意地の張り合い、にしか見えず…
後半から最後のオチで、ようやく没入は出来たものの。

F1もル・マンの事も全然分からない素人だけど、フォードの逆転劇としての史実を活かすのなら、いかにしてフォード車の性能が向上されたのか、車体の空気抵抗の話だったり、材質の軽量化の話だったり、劇中のケンの感想だけではイマイチ伝わらず。

また7000回転以上の世界、に取り憑かれた男達。そこに危なくもとてつもない魅力的な世界があるのはわかるのだけど、何が彼らの夢なのか、がわからない。ド派手なカーレスの映像が欲しい訳ではないのだけど、せっかくの名俳優を揃えておきながら、凄く勿体無いな〜と言うのが正直な感想。