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DUNE/デューン 砂の惑星のkrishnaのレビュー・感想・評価

DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)
3.9
始まりと同時に「DUNE PART1』の文字が画面に。続き物とは思わなかったな。

ヴィルヌーヴは『メッセージ』で力量は分かってだけど、期待に違わない出来だった。それに加えてハンスジマーが素晴らしい仕事をしてる。重厚で静かな画が、楽曲と重ねると素晴らしいspace operaになってた。マジでSFとしてここ最近ではピカイチ。必ずPART2を作って欲しい。

画が飽きないし、壮大な戦艦を重厚に見せるのは圧巻。大きい建造物や生物を見ると圧倒感を感じるが、上手い具合にストーリーに差し込まれるから壮大さが持続する。砂に描くサンドワームは砂の動きも素晴らしいし、質感も凄かった。
ただ叙事詩の途中なのでなので、終わり方が中途半端だし抑揚が無いと思われる可能性もある、更に登場人物や属性、訳の分からない固有名詞が多く難解だからつまらなく感じて評価は低いかも。

いずれにしても、画と音楽が合致していて映画が総合芸術だと理解できる。

高校の時にデビットリンチ版はビデオで見たけどほとんど記憶に無い。当時から駄作と言われてたけど、逆に悪い印象も残って無い。鼻にチューブを刺していたのが子供心にダサいなぁと感じてたぐらい。あと、スティングが変なイメージだったなぁ。
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