影屋れい

DUNE/デューン 砂の惑星の影屋れいのレビュー・感想・評価

DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)
2.0
『デューン 砂の惑星』。スパイスはかつて黄金と同じ価値で取引されていた…。それはこの我々と異なるデューンの世界でも同じ。宇宙航行に必要不可欠であり、現地人の健康に取っても不可欠。現実とサイエンスフィクション。その価値はどこまでも等価値であり、政治的問題までもが同じ。
人が統治する世界では大局を見据えるよりも狭い価値観が優先される。
《俺よりニンキモノ許すまじ》。この醜い感情論で迫られる155分。
結構拷問…ではありますが、美しい美術と砂漠の風景がそれを帳消しにしてくれます。砂漠ではあらゆるものは無菌になる。我々の負の感情も無菌…無にしてくれる…そんな素晴らしい映画でございました。
だが…《part one》って銘打っているだけあってストーリー的に消化不良が半端ない。このモヤモヤどうしてくれるのッッ!?どうしてくれるのッッ!?
影屋れい

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