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DUNE/デューン 砂の惑星のnewのレビュー・感想・評価

DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)
3.2
人類が地球以外の惑星に移り住み宇宙帝国を築いた未来。皇帝の命により、抗老化作用のある秘薬「メランジ」が生産される砂の惑星デューンを統治することになったレト・アトレイデス公爵は、妻ジェシカ、息子ポールと共にデューンに乗り込む。しかし、メランジの採掘権を持つ宿敵ハルコンネン家と皇帝がたくらむ陰謀により、アトレイデス公爵は殺害されてしまう。逃げ延びたポールは原住民フレメンの中に身を隠し、やがて帝国に対して革命を決意する。

「スターウォーズ」など多くのSF作品に影響を与えたと言われている小説を映画化。過去にはあのデヴィッド・リンチも映像化している。
「ブレードランナー 2049」で、素晴らしいディストピアを描いたドゥニ・ヴィルヌーブ監督による期待作だったが、、蓋を開けてみると只の序章を2時間半かけてゆっーーくりと描いた、なんともいえない微妙な作品だった。
多くの賞レースで証明されているように、たしかに映像美は素晴らしい。広大な砂漠と強大な自然を感じる原生生物。星の文化を感じさせられる、機械のデザイン。どれをとってとSF作品として至高の領域だったなと思う。
一方でストーリーの展開は、とても遅く静かで、起伏が少ない。神秘的な世界観を演出されているのはいいが、単体の映画作品として見るとあまりに盛り上がりが無い。
続編ありきなので、そういうものと言えばそれまでだが、それならばもう少し短尺でも良かった気がする。
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