ハレルヤ

DUNE/デューン 砂の惑星のハレルヤのレビュー・感想・評価

DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)
3.8
遠い未来の世界。宇宙で最も価値のあるスパイスとされている「メランジ」を有する砂漠の惑星、通称「デューン」。その管理権を任されたレト・アトレイデス公爵。そのデューンを巡る覇権争いに巻き込まれた妻のジェシカと息子のポールの姿を中心に描いたSFスペクタクル超大作。

過去にデヴィッド・リンチが製作したバージョンを鑑賞した事がありますが、あの作品は80年代。何とか頑張って映像化した感じでしたが、映像技術がメチャクチャ飛躍した現代で、どんな仕上がりなのか。かなり楽しみでした。

まず映像は本当に凄い。どんな想像力があればこんな映像作れるの?と思うくらい圧巻の絵だらけなので、素直に劇場で見なかったのを後悔するほど。

ストーリー自体はデューンの支配権を巡っての戦いなので割とシンプル。でも登場人物たちの立ち位置であったり、惑星の関係性であったり、ある程度色々と前知識を入れておかないと少ししんどいかもしれないです。

2時間半以上に及ぶ長編。ちょっと長いなと感じたのも事実ですが、没入感抜群な世界観の構築は流石。ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督の前作にあたる「ブレードランナー 2049」にも通じる映像美が堪能できた気がしました。

ティモシー・シャラメの魅力は存分に引き出されていたと思いますし、共演もレベッカ・ファーガソン、オスカー・アイザック、ジョシュ・ブローリン、ゼンデイヤ、ジェイソン・モモア、ハビエル・バルデムなどなど、とにかく豪華。キャスト面の充実度も半端ないです。

2部作なので当然今回で完結せず、続きは次回へと持ち越し。本来なら今年11月に公開予定でしたが、俳優組合ストライキの影響で来年へと延期。残念ですが楽しみに待ちたいと思います。
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