ファウスト池崎

DUNE/デューン 砂の惑星のファウスト池崎のレビュー・感想・評価

DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)
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part2観に行こうぜと中島に誘われたので予習としてみた。

トンボってやっぱりすげ〜んですね、という気持ちが一番残ったかもしれない。トンボ、よく考えられたカタチなんだな。
ていうかなんでも焼き切るレーザーとかありの星間社会の未来のお話なのかなと思いつつ、基本は逆手の白兵戦なのがなんか面白いなと思った。殴り合いに関しては某宇宙親子喧嘩とおんなじ解釈の幅ん中でやる感じなんだろうか。ミサイルの概念はあっても撃ち合いは無いのは宗教観なのか皇帝による統治なのか、原作未読が故の無知の披露かもしれない。ごめんなさいね。なんなら砂虫による突然のジュラシックパークムーブもなんか面白くなっちゃってごめん。ちょっとでも岩の上ならセーフってのもなんなんだよ。

別にまだそこでやってる感じ? とは思わないが、支配層としての諸国像と美しく神秘性を孕んだ地の人としての原住民像と異教的な母親が私的に有する有色人種の医師像のご提供だなあとは思った。
最新の映像制作技術で出力されたオールドスクールSFを御覧じろって事なんだろうか。細工は流流で流せた時代とは最早言い難いとも思うが、part2どころか前日譚のドラマ制作も決まってるんだもんな。流石に捻た見方しすぎてるのやもしれません。