にゃん

生理ちゃんのにゃんのネタバレレビュー・内容・結末

生理ちゃん(2019年製作の映画)
3.4

このレビューはネタバレを含みます

漫画が彼氏の家にあり、暇つぶしに2回ほど通して読んだことがあり。

漫画は作者が男性なのに、女性の生理に関する苦しみを男性にも分かりやすい風に描かれていて本当に面白い。そうそう!と思わず笑ってしまう。また生理ちゃんもたまに喋るけど、基本その場にいるだけでそれがとてもシュールで面白い。

この世界観を映画でもちゃんと表していて良かった。ストーリーも漫画にあったやつで、あれか!これか!と楽しかった。
ひとつ言うとしたら、登場女性をもう少し増やして色々な苦痛パターンが見たかったかな。
でもちゃんと性欲くんと童貞くんが出てきて、それもビジュアルが漫画のままだったので大満足です!
性欲くんのAV用語を連呼する所も描かれていて最高です笑
初潮ちゃんも可愛い。また生理の重さによって生理ちゃんの大きさも違うのがまた良い。

もう少し見たかったなぁと惜しい気持ちで終えました。映画の尺だから仕方ないけれど。

大満足です。観れてよかった。
でもこれを観た上で漫画も読んでほしい、そう外部に向けて思った作品でした。


大枠ストーリー①
青子は勇輔と結婚すべく娘のかりんに認めて貰おうとするが、いくら頑張っても認めて貰えない。そんな中、青子は同じくシングルファザーとして自分達を育ててくれた父へ何故当時再婚しなかったのかと問うと「青子達がいればそれで十分だった」と言い、後に勇輔へ何故結婚したいのか、かりんのことはどう思うのか問うと「かりんも大事だが、俺の人生でもある」との回答が。この一幕で青子は別れを決意。かりんとは、初潮が来た晩に青子が必要な物と使い方と連絡先を渡したところからの付き合いなのか、あれから一年後では一緒にパンケーキを食べる仲になったのだった。

大枠ストーリー②
煮湯飲み子(以後伊藤沙莉)は青子の働く会社の冴えない清掃員。しかし趣味でクリエイティブなイラストや日常の愚痴をpostしていた。そんな日常に、"煮湯飲み子にコラムを書いてほしい"と彼女を探しているという男が現れ、伊藤沙莉だと勘付かれ家にまで押しかけてくる。彼の好意をもしかして…と思い舞い上がる伊藤だったが、2人きりだと思われた打ち合わせに女性の姿が。女性は社員だということだったが、伊藤は自分ばかり盛り上がっていたことを恥じ強く後悔し生理ちゃんにあたる。「一生独り身なんだから、もう生理なんて来なくていい!」その言葉に家を出て行く生理ちゃん。しかし後日彼と遭遇した時、不意打ちの告白をされ大きく後悔をし生理ちゃんを探し回る。もう出会えないと思ったが、やっと出会えた生理ちゃん。"もしかしたらすごい遊び人かもしれない"と不安を漏らす伊藤だったが「大丈夫、彼には童貞くんがついていたから」との生理ちゃんの言葉で、彼が本当は凄い緊張しながらアプローチしていてくれたことも誠実で真っ直ぐな男だったことを知るのだった。

↑ここで童貞くん使ってくるあたりも良いし、伊藤をデートに誘った後の彼が童貞くんに「緊張したよ〜」とすがり「頑張ったね」と言葉をかけてるシーンが好き。
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