殴りたいあの笑顔。
『スポットライト』でも性加害者の神父って、ああいう妙に目の澄んだ感じだった。
そして同じく被虐待児でもあった。
あれは役者で演技なのもわかってるけど、なんかね。
そんでさ、あの神父って本当の意味で自分の罪を理解できてない気しかしない。
たしかに病気だしどっか壊れてる。
ペドってみんなそうなのかもしれないけど。
表面だけは凪い静謐な教会の腐りきった体制には相変わらず寒気がする。
オゾンには珍しい実録ものだったけど、
怒りは充分伝わってきた。
被害児みんな「これはおかしいこと」って感じてるのに、幼さ知識のなさ、慣習信仰そして周囲の目とかいろんな要因があって、
口を開くまでに長い年月を必要とする。
たとえ意図的ではなかったとしても、そこに漬け込む卑劣さときたら胸糞オブ胸糞。
祈りとか赦しとか、そういうことの前にまず裁きを!
もう大人で、そこそこのおっさんたちが少年期の傷に苦しむ様がリアルでした。
性器が曲がるほどの歪んだ自慰行為だなんて、どれほどよ……つら……
これさ、日本だったらどうだっただろうかと考えると、さらに胸糞悪いことになる気しかしない。