このレビューはネタバレを含みます
「ありふれた教室」に続くドイツ教育に関する映画。これもヒリヒリする内容だった。
コロコロ気が変わる母親も酷いが、周りの大人も薬をちゃんと飲ませろよと思った。
森の生活でも薬は外で吐けと言わんばかりの指導。粉状にして食事と一緒に摂らせようとしても踊り出したりしてなかなかうまくいかない、
冒頭、実家に戻り継父に押し入れに綴じ込まれたシーンは確かに辛かった。見ている方が幼児の頃の体験を思い出した。
顔を触られるとトラウマからぶち切れる設定で物語は結構動いてしまった。
通学付添人ミヒャはよく頑張ったと思うかが、ベニーを自宅に泊めてしまったのか後々にも良くなかったな。
ミヒャの赤ちゃんがベニーの顔を触った瞬間、思わずウワッて声出してしまったよ。
ケニア行くのか、良かったなと思ったら空港で逃げ出してジエンド。
救いのない終わり方。
閉鎖病棟が待ってます。
こんな子を出さない社会であって欲しいが。ムリか。
エンディングの歌詞が秀逸。
前半はあれがないこれがない。
後半はこれがあるじゃないかってな流れ。