このレビューはネタバレを含みます
『娯楽性』『芸術性』…映画に求めるものは人それぞれだけど、『知らない世界を知る』という知的好奇心を満たしてくれるのも映画の良さであり、魅力のひとつ。この映画は、私にとってまさにソレ。
ロシアとウクライナの関係について何も知らなかった。現在では『負のイメージ』しかないスターリンに対して第二次大戦前・大戦中、国際的には(一定程度)評価する向きもあったことも知らなかった。この映画で全てが分かるわけではないけれど、『知るキッカケ』にはなった。
ジョージ・オーウェルの著作「1984」「動物農場」にも興味を持った。
サスペンス要素もあり、娯楽作品としても愉しめた。カニバリズム(この場合はアントロポファジーか?)の場面は、やはり衝撃的。
好きなジャンルなら観て欲しい作品。
関連作品『ウィンストン・チャーチル』…時代的に同じ。