ニューヨーク 親切なロシア料理店のちぃのネタバレレビュー・内容・結末

★4 マンハッタンにあるロシア料理店に集う人々の物語。
その中でもクララを中心に話は進む。
クララは暴力を振るう警察官の夫から逃れる為に、深夜、息子二人をつれて車で家を出て、バッファローからNYに逃げてきた。無一文で家を飛び出してきた為、食べ物などに困り、クララは盗みを働きその場をやり過ごす。しかしロシア料理店のマネージャーに親切にしてもらい、彼女の未来が開ける。
ロシア料理店には、どこか心に傷を負った人たちが集まり、お互いのことを助けようという優しさがあふれていた。
とにかく、クララが家を出て人々の優しさを受け入れるまでの間の出来事（致し方なく盗みを働いたり、ホームレスの人たちと炊き出しの食事をとったり、夫の警察官というネットワークで逃げているのに見つかってしまうかもという恐怖）が、ずーっと胸が締め付けられる思い。そしてそこで出会った人々がとにかく誰かのために…という気持ちを持つ人たちでよかったなと。
クララ役の#ゾーイカザン はハッピーなかわいらしい役しか見たことなかったけど、切ない演技、つらそうな演技が素晴らしかった。
#ケイレブランドリージョーンズ っていつ見てもセンシティブな感じの役がすごくはまるなーと思って見ていた。