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ニューヨーク 親切なロシア料理店のkurageのレビュー・感想・評価

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夫が寝入っている間に家出したクララは2人の息子と共にマンハッタンを目指す。
マンハッタンにある創業100年超の老舗ロシア料理店〈ウィンター・パレス〉でのパーティーに忍び込んだクララは、子供たちの食糧を調達する中で刑務所から出所したばかりのマークや「赦しの会」というセラピーを主宰する看護師のアリス、無職のジェフに出会っていく。
ニューヨークという人種のるつぼの中で、さまざまな事情を抱えながらも生きている人たちの変化が描かれており、観賞後にはじんわりと温かい気持ちになった。

レストランを舞台に、おいしい料理が出てくるかといえばそういうわけでもなく、料理に癒されるとかでもなく、また、ロシアレストランである必要性もよくわからない。資本主義の象徴的な場所に対するアンチテーゼ?なのかもしれない。イタリア料理だと人間が濃すぎてトゥーマッチだったのかもとか浅い想像をしてみたりもする。
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