壁ノ語

ニューヨーク 親切なロシア料理店の壁ノ語のレビュー・感想・評価

2.8
全体としてなんか変。変じゃないよ?親切だよ?と言いたげで「なんか変」そんな感じの映画

・マーク→キッチンでスプーンを投げつけながら(このとき食器を破壊)オーナーへ罵声を浴びせる。完全に八つ当たり
・マーク→自分がシングルマザーの近くへ行きたいのに自分は立ち上がらず座ったままで、シングルマザーにわざわざ立たせて自分の隣に座らせる

DV加害者の習性として気に入らない事があると人や物に八つ当たりする(怒鳴る、物を投げる)、自分に従わせようとする(亭主関白と呼ばれる属性に入る、パーソナリティが自己愛)があるけど、DV被害で逃げ回っていたシングルマザーと最後くっつくマークという人物が当てはまっていて、これは何かの暗示かな…

DV加害要素のある人物がターゲットを見つけてしまった的な、もやっとくる…。どうしてこのシーンが必要だったのだろう。それにDV被害者役が、あからさまな八の字眉で華奢で、こちらに不安感を抱かせる。無駄にブランド好きそうだし。プラダの靴を盗む必要あった?DV被害者を暗に嘲笑しているようで監督の意図が気色悪い

オーナーや看護師や周辺の人々は親切なんだろう。ただマークに関しては親切なようでいて、ちょっと違うよね、それって。選択間違えてないかな?大丈夫?と思わせるスッキリしない映画だった
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