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イエスタデイのvilljobbaのレビュー・感想・評価

イエスタデイ(2019年製作の映画)
3.6
中学生のようにピュアな二十代後半の男女のラブストーリー。胸がキュンキュンです。二人ともかわいいんだよ!
ビートルズ云々のプロットはあくまでこの恋愛物語に花を添えるだけ。

主人公の男がピュアだし優しいしほどよく罪悪感と戦うので感情移入して観れる。
彼女だけでなく良い友達にも恵まれまくって、成功しなくても幸せになれそうな男。
後半のオッサン&オバサンとの出会い(優しい世界)と、その後会う78歳のオッサンとの会話とか、なかなか良いシーンだった。

音楽は魂を表現するためのメッセージツールです。他人の経験や想いをもとにした曲を魂を込めて歌うのは至難の業。この男はよく成功できたもんだ。
Hey dudeは私も心の中でよく歌う替え歌です。私はエドシーランと同レベルの発想を持つ天才かもしれない。

ビートルズは物理におけるアイザックニュートンや中央アジアのチンギスハーンみたいなもんで、音楽の歴史を変えるどころか、今の音楽そのものを作ったような存在。そもそもバンドという概念を作ったやつらだ。
彼らがマジでいなくなった世界では、現代音楽のほとんど全てが別物になっているだろう。

ビートルズ以外にも様々なポップカルチャーが消えてるのが地味に面白くてスピンオフの可能性を感じる。
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