CATperformance

イエスタデイのCATperformanceのネタバレレビュー・内容・結末

イエスタデイ(2019年製作の映画)
1.8

このレビューはネタバレを含みます

主人公の行動に筋が通っていない気がして
乗れない。
リズの存在が無かったら、あのままBeatlesの曲を自分の作品としていた様に感じる。
あの状況の売れないミュージシャンなら
誰でもそうするだろうし、
それは仕方ないと思いますが、
自分の行いに対するケジメをとる行動が最悪。
滅茶苦茶人に迷惑をかけるやり方。
これを良い話風に描かれても。

1番引っかかったのが
別の世界線のジョンレノン登場シーン。
ジョンレノンは悲劇的な最後を遂げてしまいましたが、精一杯生きた人と思っています。
別の世界線の長生きしているジョンレノンは
ジョンレノンであってジョンレノンではない。
あのイギリス人男性はジョンレノンが通った喜びとか悲しみとか葛藤を経験していないのだから。
誰も望まない悲しい最後でしたが、
あの人生がジョンレノンだったのでは。
ジョンレノンの生きた人生にリスペクトが無いなと感じてしまい不快に感じました。
この映画全体のテイストを反映している様でとても嫌でした。

ただ、それは私が特にBeatlesファンって訳では無く、特に思い入れ無く観たからだと思います。
ガチBeatlesファンはそれでもジョンレノンに生きていて欲しかったと言う深い想いを持つのかも知れません。
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