このレビューはネタバレを含みます
ある日世界中で12秒間停電が発生し、丁度事故にあった売れないミュージシャンのジャック。目覚めた世界は何も変わらないが、ただ自分以外ビートルズを知らない世界であった。記憶を辿りにビートルズの曲を歌い、一気に世界から注目される存在となるコメディムービー。
あらためてビートルズの曲の良さを感じたし、劇中に口ずさみたくなるような映画であった。
歌詞を頑張って思い出すシーンやHelpを歌いながら、心の底からHelpと叫んでいるシーンは面白かった。
また、ビートルズが存在しなくなったことで、生きているジョンレノンと出会うシーンは少し感動的であった。
他にも、ペプシは存在するがコーラはなくなっていたり、タバコやバンドのoasis、ハリーポッターが無くなったりしていた。
主人公の学生時代にコピーバンドでoasisのwonderwallを演奏するシーンがあったが、oasisは歌わないんかいって少し思ったが、この映画はコメディで細かいことをコメントする映画ではなく、ただ楽しむことが大事なのかもしれない。
Beatlesが無くなることで因果関係があるものは全て存在が変わってきそうであるが、そんな深く考えられないため無くしたものはランダムで選んでるらしい。
その中でもタバコについては、肺癌で亡くなっているジョージ・ハリスンに対して、タバコを消すことでジョンレノンだけでなく、ジョージハリスンも生きていることを表しているみたい。
兎にも角にもBeatlesを用いたコメディ映画で、Beatlesをあんまり知らない人でも楽しめる映画である。
Beatlesが聞きたくなる、知りたくなるような映画だ!