ゆみな

イエスタデイのゆみなのネタバレレビュー・内容・結末

イエスタデイ(2019年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

大好きなダニー・ボイル監督作品ってことで、観ないといけないと思いつつ…すっかり忘れてしまっていて。そんな時にラジオで草野マサムネさんがこの映画をオススメしていて、ちょうどいいタイミングでレンタルも開始していたので観賞しました(前置き長っ)。

なんとなくストーリーは知ってたものの、売れないミュージシャン志望の男がビートルズのいない世界に迷い込んで一発当てる話でしょ?くらいな感覚で、まああながち間違っては居ないんだけどそれだけではなかったなぁ…と。

ジャック(ヒメーシュ・パテル)は確かにビートルズが存在しない世界で彼らの曲を歌ってスターになっていくんだけど、そこに足りないものがあることに気付くんだよね。それが、売れない時からずーっと傍で見守っていてくれたエリー(リリー・ジェームズ)の存在で、彼女が一緒じゃないと自分の世界は成立しなくなってしまう。人生になんの彩りもなく生きている意味もないんじゃないか…って思ったんじゃないかな…大袈裟じゃなく。それに気付くくだりもなんだかじんわり温かくて…違う世界線でこういうことがあったらいいよなぁ…って素直に思った次第。

それにしても始めから終わりまで、とにかくエリー(リリー・ジェームズ)が可愛い!しかも可愛いだけではなく、地に足つけて生きているのも素晴らしくて。母親になってもおばあちゃんになっても、彼女はずーっと可愛らしいんだろうなって羨ましくなった。

ビートルズ好きなので音楽も勿論良くて、観終わってから一週間くらいはサントラ聴いてましたね。いい映画。
ゆみな

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