序盤でイキナリ寅さんフラれ話。のっけから愉快なやりとりで温泉津へ誘われ。
傷心寅さんはひとり津和野へ。温泉津とか津和野とか山陰地方全然知らなかったけどすごく綺麗。
うどん食べてたらおもむろに登場、聞き覚えのある声吉永小百合の歌子さん。
次から僕も旅先ではうどんを食べることにします。
亡くなってしまったダンナの実家で暮らしてて、たったワンシーンながら息苦しそうな生活が垣間見えます。
来ちゃった…。
津和野での生活を切り上げてとらやへ来た吉永小百合。久しぶりに皆さんに会えてワイワイ大人の休日倶楽部。
「うたちゃん、笑ってるよ…、良かったなァ」
とにかく美しいことこのうえない。今回の寅さんは吉永小百合のプロモーションビデオかと思うほどに魅力たっぷりに描かれてます。
吉永小百合と倍賞千恵子が部屋でお話するシーン、やべえ混ざりたい。この部屋の同じ空気を吸えれば幸せです。
さくらと博の夫婦は毎度のことながらボランチ。ここを経由することで寅さんと周りをうまくアジャストさせてる舵取り。
博、死ねぃ！は笑えた。
そして吉永小百合の偏屈とうちゃん宮口精二。
寅さんは侍の家に単身乗り込むの好きだな。
年月が経ちお互いガチガチ引くに引けなくなっちゃった親子関係が、とらやのあったかさに助けを借りてみるみる溶けていく〜。
ちょっと演出が過ぎる気もするけれど、ここは乗っかった方が楽しめる。泣きます。
なんかいつも以上にあったかさに溢れ、寅さんは若干おとなしめ？
今回は完全な吉永小百合の物語。歌子さんの幸せを願ってやまない寅さんと僕ら。
そして手紙にオーバーラップしてくるのは心温まるそっちかよ。寅さんに出会った人はみんなその人柄に惹かれてたちまち笑顔。
吉永小百合さんはホント美しかったです。もう出ないのか。
そして相変わらずさくらさくらの、おにいちゃんおにいちゃん、の声は心地良く。すげえ妹だ。
