こう

アンダー・ユア・ベッドのこうのレビュー・感想・評価

アンダー・ユア・ベッド(2019年製作の映画)
4.2
純愛で偏執的で凄く良かったです。愛とは何だろう?触れず、触れらず、気づかれず、見返りを求めず、ただその人の為に尽くす。それだけで満たされるものなのか?
見ていて、ストーカー的で多々気持ち悪い所もあるが、感情移入が止まらなかったです。

僕はこの映画を純愛で綺麗な映画として捉えました。

たった一度大学生の時カフェで一緒にコーヒーを飲んで、名前を呼んでくれた女の子。それだけの関係。それでも生涯無視され続けて認識されなかった男には、初めて認識され、生きている意味を感じてしまう。願わくばもう一度名前を呼んで欲しい。純然たる思いを胸に行動を起こして物語を作っていく。
勇気のない気の小ささが途中、だから駄目なんだお前は?と思うけど、ラストで全て救われる。このラスト見事だと思う。

高良さんは勿論のこと、西川さん、初めて見ましたが、明るい表情と怯えてる表情、しぐさがまるで違う。いい俳優さんだと思いました。

キム・ギドク、パトリス・ルコントにちょっと似てる所があるかなぁと思いました。
こう

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