フリーソロの億千のネタバレレビュー・内容・結末

職場の人に、こんな映画あるんですよーって教えてもらって、BSでやってたのが録画されてたから取っておいて、鑑賞。

その時に「命綱なしで登るんですよー」って教えてもらってて、それは本当にそうだったけど、それ以上に登る岩山がマジパネェ足場のなさで、オープニングから口が開いて塞がらない…。

フリーソロじゃないと生きてる実感が得られない、脳に異常はないけど、強い刺激にしか反応しないアレックス…。岩山に登りながら過去と向き合い続けているように見える彼の人生の未来に繋がる象徴として、次に登る岩山ではなく、恋人というものが登場してきて、彼にものすごい影響を与えるのが驚きだったなぁ。

二度の滑落は両方とも彼女と登っているとき。そのことは、彼女が悪いとかそういうことではなくて、彼女との生活とフリーソロとが完璧には両立しないということを表しているのかな、と思った。
それでも中盤で彼女と暮らす家を買い、その後葛藤しながらもエル・キャピタンの登頂を成功させるという、新たなステージに入ったようなラストは圧巻でした。