慶

五億円のじんせいの慶のレビュー・感想・評価

五億円のじんせい(2019年製作の映画)
4.0
ソロモンの偽証の子が関節機能大丈夫かなと心配になるくらい手足長くて今の若い子って体型が変異してるなって思ったことは置いといて.......。

内容があらすじの時点でめちゃめちゃ興味湧いた。

観てない方は予告編観て欲しい。

人が生まれてから死ぬまでに使う平均額の5億円。幼い頃病気だった主人公は、5億円の募金によって救われ今は健康に暮らしている。いい子を演じる自分に嫌気がさし、自殺を考えるが「5億円返してから死ね」と指摘され、若干17歳の高校生の坊やが5億円返済の旅に出る。

5億円を返すなんて容易なことでは無い。
挑戦と失敗、出会いや裏切りをこの若さで経験し、彼がこの映画の中でどう成長していくのか楽しみでならなかった。

自分のこといい子じゃないと言いながら、やっぱり根っからのいい子で、何をやっても憎めないし何をやっても危なっかしい。

たった数週間の「旅」で彼はしなくてもいい経験をして、かけがえのないものを手に入れた。

頼りないのに頼もしい。


優しい人と優しくない人がいるんじゃなくて、優しくしてあげたい人であるかどうか。優しくされて生き残るタイプというのが本当に似合う人柄と演技で好感しかない。

それにしても彼は細いし、宝くじはそう簡単には当たらない。
慶