ホビットやLoRが生まれた背景、というよりはトールキンの前半の半生が描かれた作品。wikiとかに書いてあるオックスフォード時代の文学討論グループ「インクリングズ」ではなく、その前にあたるキング・エドワード校在学時代に結成した「T.C.B.S.」の仲間たちとのかけがえのない友情譚を、第一次大戦という歴史の節目を中心に丁寧に描写している。
ファンタジーの始祖ともいうべきLoR、あの独特の世界観や種族を超えた友情などを生み出すキッカケとなったトールキンの生い立ちは、興味深い。
あれ?この人もしかして、フロドを「旦那さん」って呼ぶ人のモデルかな?なんてちょっと思うところもあり。
※愛しい”しと”じゃないほう
遡るように、トールキンを知った後に、また色々見返したくなった。一日がかりになるだろうけど。