みあせぶ

トールキン 旅のはじまりのみあせぶのレビュー・感想・評価

トールキン 旅のはじまり(2019年製作の映画)
3.8
青春・愛・戦争


観ようか観ないか散々迷った果てに、予告のニコラス・ホルト×リリー・コリンズのカップルにハートを撃ち抜かれ、「ロケットマン」を切り捨てて観に行きました!(ごめんねタロン・エジャトン!)

受験期なので公開映画を優先してレビューしていきたいと思います。本当はタイタニック(まさかの初鑑賞)やタランティーノ監督予習でジャンゴとかいろいろと観たんですよ…!🤗

お勉強の方は切羽詰まった状況ですが(笑)、それでも観たい映画を諦めるなんてことはなるべくしたくないし、これで第1志望いけなくても本望かもしれません。
こんな発言をしてる段階で映画バカですね。笑

さてさて本編の方ですが、ほかの方のレビューの★数を観る限り、これはストーリーに期待をしてはいけないのかな…と思ったので期待値はゼロ。推し(ニコラス・ホルト)と推し(リリコリ)の絡みを観るためだけに足を運びました。

でも、その割には話の内容はよかった。在り来りなストーリーのような気もするが、この類は必ず泣ける。
客層は30代女性ソロ客から60代夫婦まで割と幅広い(もちろんこの私、「18歳女性ソロ客」という強者もいます)

それにはやっぱりトールキンが、かの有名な「指輪物語」の作者であることが大きいように思う。わたしは映画版で観ただけですが、書籍の方の根強いファンもきっと足を運んでいるに違いない。
しかし、そこを重要視しすぎた人ほどこの作品にガッカリするきっかけとなってしまうように思う。
なぜかと言うと、「指輪物語要素が少ない」から。
もっとトールキンがインスピレーションを自分の身の回りから受けている描写が欲しかった。

忘れた頃にそういうシーンがやってきて、「あ、そう言えばこれ指輪物語作者の話だったじゃん」
という具合にならざるを得ない構成。

しかも、その数少ない「インスピレーションを受けている」と思われるシーンのぶっこみ方が不自然。
「とりあえずCG使ってみました〜」
的なノリで唐突にやってくるから、感動的シーンで盛り下がってしまうこともあった。

要は、ひとつの「青春と戦争と愛」ムービーとして観ればなんの問題もないってことなんですねきっと。普通に感動したし、いい話だと思った。大衆受けも普通にいいと思う。いわゆる優等生作品。

第一次世界大戦を軸としていて衣装や街並みはその周辺の時代のものなので、好きな人はすごいハマる世界観。
私も好きです。

指輪物語ファン、推しを愛でたい方、ちょっと「スタンド・バイ・ミー」みたいな4人組の青春ストーリーに涙したい方におすすめですね💪
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