あれ？シャーリーズ・セロンなんだよな？
いや、この人はシャーリーズじゃないよね？
でもどう見ても主演だしなぁ…
というわけで見始めて一度止めて確認するくらいシャーリーズ・セロンに見えないのは、
特に目の回りのメイクのせいなんだろう。
どっちにしろお綺麗ではあるのだけど。
16年に実際にFOXニュースで起こった事件を
こんなにも早く映画化しちゃうアメリカの強さよ。
しかもこの豪華キャストはなんなの？
俳優さんたちが物怖じせずにこの題材に切り込む感じとか
マジで日本では考えられなくて震えるくらいかっこいい！
シャーリーズ、ニコール、そしてマーゴットよ。
彼女たちが演じるからこそ看板キャスター、古株キャスター、売り込もうとする若手に説得力があるし、
3人の葛藤が本当に見ていてスリリング。
しっかしこのロジャーの醜さが特別なもんではなく、
FOXという会社の体質と結びついていることは、
FOXが共和党を支持し、まさにトランプ大統領を生むことに一役買っていることからも明らかである。
その辺りは日本のメディアと権力と、与党を支持する層のモラルに共通するものを感じ、
勝手に胸糞悪くなる。
メーガンとグレッチェンがラストでちょっとだけ目を合わせるとこも最高だが、
やっぱ私はケイラの野心と思想が乾皮なきまで打ちのめされてく残酷さ、
しかし最後に自分から出ていくとこまで含めて
本当に素晴らしいと思いました。
ところで題材が似てるモーニングショーのあの人が、
メーガンの旦那役なのは紛らわしくて笑った。
