LEE

ブルータル・ジャスティスのLEEのレビュー・感想・評価

ブルータル・ジャスティス(2018年製作の映画)
3.7
一攫千金を狙う警官たちの物語
派手なガンアクションを見れると思ったら意表をつかれた一本だった


本作約160分と異常に長い映画なんだけども、この作品で描かれている事実だけを追っていくとそんな凄いボリュームがある訳ではなく、撮る人によっては80分ぐらいにまとめられるかもしれない
なんでそんなに尺が長くなったかというと会話シーンがひたすらに長いから
張り込み中や尾行してる最中などに伏線でもなんでもない会話をワンカットでダラーっと流すのでかなり尺が伸びたのだと思う
しかしこれがつまらないかと聞かれるとそうでもないのが本作の不思議なところ
つまらないという人もいるとは思うけど、個人的にはこの会話がキャラクターを自然に深掘りしてくれているように感じた
まぁでも確かに映画自体は内容にしては長すぎたような気はする笑


アクションも会話劇の様に淡々と繰り広げられる
撃って隠れてを繰り返すのではなく、すぐに決着がつく非情な銃撃戦となっている
アクション的な見応えがあるかと聞かれると微妙だけど、強盗犯の非情さを演出する手段としてアクションは上手く作用していたように感じた
1分前まで喋ってた人が突然死ぬという緊張感も本作をだらけさせない様に上手く作用している気がした


結構好き嫌いは分かれそうだけど、個人的には嫌いじゃない一本
でもアクション映画を期待してる人はあんまりかも…
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