KotaroKinoshita

ブルータル・ジャスティスのKotaroKinoshitaのレビュー・感想・評価

ブルータル・ジャスティス(2018年製作の映画)
4.6
ユダヤ人監督がメル・ギブソンを主演に映画を撮るという時点で覚悟が感じられるが(笑)、暴力の名のもとにレイシズムを超越した無常が拡がり、そこに微かなヒューマニズムが漂うという世界観は全力で支持したい。
完全なるサイドストーリーを突如埋め込む大胆な構成も素晴らしかった。娯楽作品でありながら2時間半超という尺に必然性を感じられたのは、ここ数年で初めてかもしれない。
バーホーベン教徒としては、女性がほぼ非力な存在としてしか登場しない点だけ気になった。


演出0.9
人物0.9
構成0.9
驚き0.9
趣味1.0


演出=総合的な演出
人間=俳優および被写体の魅力
構成=脚本や画面の全体的な構成
驚き=斬新さ、意外さ
趣味=個人的な好き嫌いの印象