sally

パリの家族たちのsallyのレビュー・感想・評価

パリの家族たち(2018年製作の映画)
3.2
パリのそれぞれの家族の問題点、事情、喜怒哀楽などをある意味ドキュメンタリー風(そうは感じませんが)に淡々とお話が続きます。

自分の子どもとの対立、認知症の母親の面倒、子育てと仕事、人間関係など、それぞれのケースを女性視点というか女性の立場から見せてはお話が続きます。

まず、強いて言うのなら、それぞれの家族の日常を淡々と描いている事から、ある意味、お話の筋があるような無いような、色々な立場の方が出てきますが、数が多いかな・・・・

数をもう少し少なく一人ひとりをもう少しくどく見せて行けば、本作品の魅力が増したかな・・・・

しかし、それぞれの問題や観点は、自分自身や自分の家族との関わり、友達の関わり、色々な人たちとの関わりと降りかかるような事なので、考えさせられる事もありました。

本当に、最後のラストに、物悲しさなシーンがありましたが、自分の母を思い出して考えるのなら、少しやりきれません・・・・

映画の趣旨というか、内容が、少し分かりづらい作品ですが、本作品、見る人の自由な感性で解釈するといいと思います。
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