ぬまち

ラストナイト・イン・ソーホーのぬまちのレビュー・感想・評価

3.5
※本作に感じたモヤモヤについて、ネタバレコメントで追記しました

大好きなエドガー・ライト監督の最新作ということで、万難を排して劇場に足を運んだ。60年代ロンドンを再現した魅惑的な映像に相変わらずのライト監督の編集センス、それに主演2人の魅力も相まって前半は無茶苦茶ワクワクさせられる。しかし終盤のある展開は何かモヤモヤが残る。あれが本作が目指すべき「男性による女性の性的搾取に対するカウンター」となっていたのかは疑問が残った。主人公の行動や心情も、後半は何か行き当たりばったりな感じがしてイマイチ乗れなかった。ただ、バーウァやアルジェントなど往年のホラー映画へのリスペクトはニヤリとさせられるし、ダイアナ・リグやテレンス・スタンプなど60年代に活躍した名優たちの出演も嬉しい。

クレジットのスペシャルサンクスにジョージ・ミラーとタランティーノの名前を発見!
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