よしき

ラストナイト・イン・ソーホーのよしきのネタバレレビュー・内容・結末

3.8

このレビューはネタバレを含みます

ラストのエロイーズ(トーマシン・マッケンジー)の選択に救われました。

社会派的な面が色濃く出てるけど、1つの物語としてもホラーとしても面白かった!特にサンディ(アニャ・テイラー=ジョイ)が生きていたということへの喜びと同時に殺人鬼の正体に気づく手紙のシーンは背筋が凍ったよね。エロイーズがずっと多くの死体と一夜を共にしていたと思うと恐ろしすぎる。そんなこんなあって、只々エロイーズがいたたまれなかった。夢見て上京してきた純粋な少女に対しては過酷すぎる試練だよ...。

正直アニャ・テイラー=ジョイ様目当てで観に行ったんだけど、トーマシン・マッケンジーちゃんに恋しちゃいました。横顔美人だし、おでこ可愛いし。友達が声が可愛いって言ってた気がするけど、激しく同意。

ダイアナ・リグは『女王陛下の007』で1960年代のボンドガールを演じているみたいだし、サンディはヴェスパーを注文するしで、全体的に007がプッシュされてたの、最近『ノー・タイム・トゥ・ダイ』で完結したのもあってタイムリーで嬉しかった。
変態幽霊おじさんズがサンディと対面した時に怯えた情けない顔をドアップで見せていくのは笑ったけど、この辺も60年代というか昔の映画っぽい演出だなーと思った。笑
夢の中でのベッド上での殺人事件。既視感あると思ったら『マリグナント』だ。やっぱベッドという無防備な場所はホラーに向いてるのかな。

鏡の世界のフェルプス兄弟気づかんかったー!!!
よしき

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