ながい

ラストナイト・イン・ソーホーのながいのネタバレレビュー・内容・結末

4.5

このレビューはネタバレを含みます

僕は凄い良かったと思います。好きなタイプの映画でした。。主人公のルームメイトの自己紹介で、この映画は上っ面だけ綺麗にして、内面が汚いというモノの二面性を描いてますってのが伝わってきて良かったです。男性の描き方も気持ち悪かったですね、見栄っ張りで、自己中心的で、側だけ綺麗にして中身がクズ、笑ってしまいますね。おまけに未練たらしく幽霊になって、女性に助けてって、ヒモという言葉がよく似合ってました。単純に助けを求められないのは、彼らの死んでも残る見栄とプライドのせいと考えると、哀れすぎで、笑えます。
鏡の使い方、主人公とサンディの入れ替わり方など、映像や、音楽にこだわりを感じ、観ていて楽しかったです。
サンディの正体がわかる時も恐ろしかったですね。こういう展開大好きです。
個人的にエドガー・ライトあるあるなのですが最後急に無理くりハッピーエンドになるってのが、ああ、彼の映画観てるなぁと感じられてちょっと嬉しかったです。

ただジョンがどんな奴なのかもうちょっと描いてくれれば良かったかなと思います。
あれだとただの便利な男に見られてしまうかもしれません。"仲間"の分の酒を買ったり、誰かと連んでるシーンがないので、もしかしたら彼もグループからハブられてるのかなっと視聴者が考えないといけないので、ジョンをはじめとするサブキャラについて、もう少し描いてくれればと思いました。

ちょっと華やかなシャイニングっぽくて、途中ピノキオみたいだなと感じられ、全体的には好きでした。
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