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ラストナイト・イン・ソーホーのmoerusのレビュー・感想・評価

3.8
おもしろいつまらない、はさておき、ぐっと力が入る圧巻の映画体験。
ま、おもしろかったのだけれど。ここまでホラー、というか、サスペンスだと思っていなかったので、少々面食らいつつも、音楽の高揚感を絡めてくるところはさすが『ベイビー・ドライバー』と『ショーン・オブ・ザ・デッド』の監督だなーと唸る。
今作もとにかく音楽と映像のつなぎ方にほれぼれ。

1960年代のロンドンの華やかさと闇、ポップスの甘美さとほろ苦さ、ふたりのヒロイン、時代、空気、いろいろなものが、行ったり来たりする目まぐるしさが見事だった。
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