おぐぽん

ラストナイト・イン・ソーホーのおぐぽんのレビュー・感想・評価

4.0
話の内容はとくに勘繰る必要もなく、そのまま受け止めるって感じだった。
そこに若干の物足りなさを感じながらも、1秒もつまらないところがなく画面から目を離させない面白い作品だったことは間違いない。

映画っていいなぁ〜〜〜って心の底から思わせてくれる秀作。

主役二人は華があって人を惹きつけるし、音楽、時代設定、演出、メイクや衣装、どれをとっても最高…

主人公に起きることが強烈だったけど、
おばあちゃんや彼氏くんも強くて優しい凄い人だった。
普通娘を殺した能力を孫も持ってたら超過保護になるのに、きちんと夢を応援して人として生きられるように手助けしてくれてた。

でも主人公が簡単には助けを求めなかったように、どんなに自分に献身的な人がいても助けを求められるかは別問題。
それで自死してしまう人はやっぱりいる。
おばあちゃんはそれも分かってるから相当不安だったろうなぁ。

彼氏くんに至っては、まだ付き合ってすらいない出会ったばかりの女の子にあれだけ手を差し伸べられるの凄すぎる…
歩行という自由も最終的に奪われるわけだが、悪い男もいればこんなに献身的で良い男もいるんだよっていう対比の為だったのかな