このレビューはネタバレを含みます
めちゃくちゃ良かった。
前半から中盤にかけてスタイリッシュな表現、ここからどうやってホラーサスペンスに繋がっていくのか退屈する場面がなかった!
とにかくサンディ。サンディなんよ。
サンディに魅せられたというか、もはや主人公はサンディなのでは???となるレベル。
あの老人がジャックでは無いことは読めてたんだけど、夢で見た警官のリンジーだったのは読めなくて、おお…ってなった。正直リンジーをもう少し上手く使って欲しかった感は否めない。
なんとなく中盤あたりから大家がサンディなのでは…?みたいな疑いが個人的にあったけど確信できなかったところに、手紙にアレクサンドラ・コリンズって出てきた時にめちゃくちゃ鳥肌立った。やっぱり!?ってなった。
まさかのサンディ連続殺人鬼?展開でめちゃくちゃ良かった。
途中のサンディにやられてきたのっぺらぼうの亡霊たちの雑ホラー感がマジでいらなくてもう少しシリアスにして欲しかったのはある。
一番可哀想なのはどう考えてもサンディ。形はどうであれずっと自分自身を1人っきりで誰にも愛されず守り続けてきたのがかっこいいし泣ける。もっと違う形でサンディの夢が叶う世界線も見てみたかった。何も報われず最期は…。
終わり方がガチで美しい。サンディが好きすぎる。サンディはきっとエリーの中に生き続けるんだろうね。