光アレルギーの子供達のため厚手のカーテンを閉め切った屋敷を舞台に、母親である主人公が「見えない侵入者」や「怪しい三人の使用人」という複数の理不尽な状況と対峙していく物語。
基本的な光源がランプの灯りで画面が鮮明に見えなかったり、響く物音などで緊迫感が演出されていて雰囲気が良い。
不気味な状況でもさばさばとした長女アンのキャラクターにかなり救われるので、疲れずに見れるスリラー映画だった。
最後の展開については要素が散りばめられていたので何となく予想の範囲内だったが、明確な答え合わせシーンが描かれるのでスッキリできた。
説明できない怪異に対して教わってきた信仰でしか判断基準が持てず怒鳴ったり、逆に信じられなくなったりという姿が悲しい。
見終えた後また最初から見直すと、母親が叫んで飛び起きるシーンから始まるのにかなり意図を感じる。もしかして永遠に…