エージェント竹

モービウスのエージェント竹のネタバレレビュー・内容・結末

モービウス(2022年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

IMAXにて観賞。
一言、、予告どうなっとんねん!!誰が作ったんやあれ!!作るん下手か!!

こんな感じです。
ただ予告の愚痴はおいといて、単体映画としては普通にめちゃ楽しめました!予告通り、超人的な俊敏性をCG交えたド迫力のアクションで、見ているだけでワクワクが止まらない!それが映画だと思います。(僕が好きなだけ)

いやー、こんな考えることもあんまなくただただ超人たちの鳥肌もののかっちょいいアクション観れて最高に楽しい。もうこれだけで僕は満足です。

ただまあそれでもスコアを4.0に留めたのは理由あります。

まず親友のマイロがヴィランになる(まあモービウスもヴィランかもですが)というアメコミ映画の王道的ストーリーやったのですが、マイロとの戦闘が物足りなかったですね。まあモービウスはずっと「お前とは戦いたくない」と言ってたので仕方ない気もしますが。でもスパイダーマンなんかは親友がグリーンゴブリンになっても戦うことを選んだし、もうちょい色々闘いが濃かった気がするんですよね。最後の倒し方もコウモリで勝つと言う。あの辺よくわからんかったですね。同じ血清を打ってるはずやのに、モービウスだけに味方につくってどういうこと??ってなりました。

あとマイロとの戦闘でNY中を駆け巡って最終的に地下まで落ちていくところあるんですが、全く映像についてけない笑 それだけのスピード感を表現してたのかもやけど、あまりにグルグルしすぎてて観てる意味があんま感じれなかった。

そして最後のエイドリアントュームス。いやいや、全然サプライズちゃうのよ!予告で見てたし。全然出んなーおもたらクレジットで出てきただけ。ほな予告で見せたらあかんやろ!!って思いました笑

これからソニーはスパイダーマンのユニバースを広げていくはずで、それを今回予告でかなり見せてきていたんですけど、それを裏切られる形の映画だったかなと思う。単体映画としてはかなりおもしろかったけど、ユニバースを広げていく映画であるならかなり不信感を抱いてしまった。予告詐欺がひどすぎる。サムライミ版スパイダーマンの壁の落書きも、アメイジング版のオズコープも出ない。ヴァルチャーは予告で出てたのに何故かサプライズ扱いで最後だけ。そしてサムライミ版やアメイジングの示唆がなかったことから、「あ、この世界はヴェノムと同じでスパイダーマンがいないのか」と思っていたら最後ヴァルチャーがモービウスに「目的としてスパイダーマンを倒すから協力して欲しい」という問いかけに「面白そうだ」と返していた。いやあんた知らんのちゃうんかい、と思って意味不明。んでモービウスは今作でそんなキャラで描いてなかったやん。ヴァルチャーがストレンジの魔法キャンセルで戻らんのはなんでやっけ?あとヴァルチャーがこっちのユニバースに来た瞬間になんの驚きもなく「こっちの飯はうまいのか」と冷静に言ってるのも不自然。その辺がマーベルスタジオの作り込みと全然レベルが違うくて、これからが不安になった。


まあでもモービウスはモービウスで個性あふれるキャラとアクションでめちゃくちゃ楽しかったのは間違いないです!早すぎて体から煙のような跡がモヤッと出る演出カッコいい。あと超人なったあとのムキムキジャレットレトくそかっこよかった。