影屋れい

モービウスの影屋れいのレビュー・感想・評価

モービウス(2022年製作の映画)
2.5
『モービウス』。ストーリー的にはまんま『アメイジング・スパイダーマン』と『アメイジング・スパイダーマン2』。傑作ではあるものの興行的には奮わなかったソニー製《スパイダーマン》をリブートして再起を図ろうというソニーの恩讐を感じる作品。監督に抜擢されたダニエル・エスピノーサはさぞかし不満と屈辱があったのではないかなと想像に難くない。…まぁ、個人の妄想です。

《ヴェノム》、《ヴァルチャー》と来ているので恐らくヴィランチーム『シニスター・シックス』を『スーサイド・スクワッド』の様に映像化したいのでしょうが…生憎この《モービウス》がメンバーにいた記憶は無し。と言うか正直、君のことを知りません。メジャーな《スパイダーマン》と対なるモノとしてこのどマイナー、ギャラと契約が簡単そうな《モービウス》が何となく主役として抜擢された印象。マルチバース設定を良いことに『スパイダーバース』を独自展開する方向にシフトしてきたソニーさん。ホントに独自がお好きですよね。ウォークマンやらvitaのフォーマットでの失敗から何も学んでいないんかい…。
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