ゾンビに支配されたラスベガスの街が閉鎖され、そこにある金庫の大金を手に入れるために元軍人のスコット(デイヴ・バウティスタ)は仲間を集める。なりゆきで娘のケイト(エラ・パーネル)も同行することになるが、その作戦には別の目的が隠されていた。
軽快で残忍なオープニングに引き込まれ、ザック・スナイダー監督らしい緻密な映像とド派手なアクションが展開する。
予想にたがわぬゾンビ殺しまくり映画なんだけど、目的が金庫破りってところが面白い。
急にケイトが単独行動したり、ヘリよりゾンビが早かったり、金庫の罠が人殺しだったり、設定がムチャで粗いんだけど、デイヴ・バウティスタが見事にマッチして忘れさせてくれる。
容赦ないラストもいい!
ただ、気持ちよく殺しまくるためのゾンビ設定のはずが、アルファなんて存在を出したのは何か意味があったんだろうか。ゾンビにも尊厳を、とか?
あれだけ知能があれば、出口を見つけて外に出られるんじゃないかと。
金がきっかけで揺らいじゃう親子の確執とか、中途半端なロマンスは要らなかった。