設定4/脚本5/役者-/映像音楽5/個性5
大人になったデジモン世代に捧げる最後の進化。
冷静な評価なんてできない。キャラクターと音楽が醸す強烈なノスタルジー。
デジモンとともに成長した当時からさらに20年。無限大の可能性を秘めたあの頃には戻れない現実にまだ戸惑ってるデジモン世代に、大人になれよと諭す映画の中のデジモン達。
軽い気持ちで見に行ったのですが、もう涙が止まりませんでした。
映画の出来もとてもよかったと思いますが、それだけじゃ泣く理由にならないんですよね。Butter-flyで自分の人生がフラッシュバックし、デジモンは変わらないのに自分だけが大人になってると悩む主人公に自分が重なり、終盤は副題の通り、LAST EVOLUTIONと絆。
物語への感情移入ではなく、自分自身の人生と重なって号泣したのは初めてのパターンでした。
太一とヤマトがメインで他の選ばれし子供たちはあまりでてきません。ちょっと残念にも感じつつ、描くものを絞ったことでいい作品になったとも思うので、結論よかったと思います。
制作サイドとしてはファン層を増やしたい気持ちがあるでしょうけど、この作品は完全に無印を見た人向け。しかも綺麗な文句なしの最終回。ちなみにtri.は見てませんが十分楽しめました。
モルフォモンを始め、Butter-flyの歌詞も意識された内容になってます。観賞前後はButter-flyを聞いて歌って感情を高めるのをお忘れなく。
2020-14(9) 第４位
