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La Sapienza(原題)
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『La Sapienza(原題)』に投稿された感想・評価

ウジェーヌ・グリーン監督作品。
イタリア、バロック建築に関する知識が前提となりますが、非常に知的な作品でした。

物語は子供を亡くし、ぎこちなくなった元夫婦と、病の女性を気遣うカップルとの出会いから始まります。
建築士の元夫と、建築士志望の若い学生。
病に倒れていますがフランス語を学んでいる女性と、言語・心理学者の元妻。
各々が相手と討論して行く中で、その蟠りを氷解させ、希望を掴んでゆく物語です。
建築士と学生は、マッジョーレ湖畔のストレーザからトリノを経てローマへ旅するのですが、その中で初期バロック建築の巨匠フランチェスコ・ボッロミーニの生涯、他の建築士であるベルニーニやグァリーニとの関連性が語られます。
元夫婦がカップルをまるで息子と娘の様に優しく時に厳しく教導しているのが印象に残りました。

討論時にはバストショットと切り返しが多く見られ、少々気恥ずかしくなる程ですが、イタリアバロック建築の代表作であるパラッツォ・バルベリー二やサン・カルロ・アッレ・クワトロ・フォン・ターネ聖堂のドーム装飾が鑑賞出来たのは眼福でした。
途中で幾度となく出て来る『神と光』が何を指しているのか―、それが本作を単なる「イタリア建築旅行記」とは一線を画す物にしています。

人物とバロック建築との描写のバランスが良好で、且つ元夫婦と若いカップルの今後のヴェネツィアでの交友がとても幸せな物である事を疑わせない、充実した作品です。
4.5
オリヴェイラ的に演出された『イタリア旅行』という感がある傑作で、続けてグリーンを観ることはせずつい『コロンブス 永遠の海』を観てしまった。

切り返しの撮り方が独特で初めは肩なめの画面を繋ぎ、それからバストショットで内側から切り返し、さらにクローズアップへと繋げる。このクローズアップがとても鮮烈で棒読み気味(ブレッソンか?)のセリフも俳優の顔と一緒になって画面から押し出されていく感じがする。

KINO LORBERから出ているブルーレイで観たけど、これには短編『Les signes』も収録されてる。やはり内側からの切り返し、クローズアップ。マチュー・アマルリックが良い。