ちろる

遅い旅立ちのちろるのレビュー・感想・評価

遅い旅立ち(2017年製作の映画)
3.4
気がついたら言い出せなくなっていた。
そしたら、そこにいることが当たり前になって、夢を見ることも忘れて毎日同じ景色を見つめる事に違和感を感じなくなっていた。
まだ、大丈夫、まだ若いからまだもう少し。
そうやって喉まででかかった思いをまた飲みこんで、父との日々に愛想笑いを振りまえていたゾーイ。
しかし、生理がずっと来てない事にふと気がついて病院に行ったら医師からとんでもない事を告げられる。

これじゃぁ、いつのまにかあっという間に自分の人生終わっちゃうじゃないか!
焦り出したら自然と言葉が外へ溢れていて、当たり散らしていた。

そして、一歩をようやく踏み出す。
それは遅すぎる旅立ち。
だけど、気持ちはワクワクしていて、新しい自分になれるような期待感がゾーイを若々しく変えてくれるのかも。
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