明るいホラーを確立した新時代のシャイニング
幽霊もいない、怨念もない、暗闇もゾンビもジャンプスケアすらもない。
にもかかわらず、本能的な恐怖を感じさせられるこの作品は、サスペンスでもミステリーでもスリラーでもなく、紛れもないホラーでありオカルトだと思う。
そういえばオカルトって言葉の75%はカルトだよね。
ひとつひとつの構図が不気味なほど整然としすぎてる上に、原色と間色や色の濃淡が絶妙なバランスで配置されたシーンの数々はもはや圧巻。
狂ってるし、どこまでも狂ってるし、イカれてるし、完全にイカれてる。最高。