このレビューはネタバレを含みます
あまりたくさんホラー映画を観ているわけではないけれど、新しいホラーの形みたいだった
明るく美しくて、観終わった後は不快なんだけどどこか爽快感があって…ダニーにとって逃げ場所を見つけた
というかホルガに行くまでの方が不快で、ホルガ以降はそこまでだったなあ
人間関係が嫌で、特にクリスチャンが嫌だったので「早く別れなよ…」と思ったくらいで
ドラッグのシーンや飛び降りる儀式のシーンは不快だったり怖いシーンなのに明るい画がコントラストになっていて素晴らしかった一方で、
普段しっかり慣習や儀式が練られていて説明があるホラーが多かったから、自分の中の夏至祭知識だけで見るからふんわりホルガの文化を見せられているような気分でちょっとだけ不完全燃焼だったかも
展開としては、何気なく映っていた部分が実はストーリーの全編、という演出は綺麗だったなと思う。
建物が綺麗すぎるって意見もあったけど、ダニーがずっとラリっていたから/ダニーからしたらホルガは自分を救ってくれる場所だから演出のためだったのではないかな。
ホラーだし、リアリティを求めすぎても…
たとえ古くからある慣習だとしても、生命や他人の関係性を壊すのは…っていう倫理観が途中から働いたからあまり怖くなかったのかも
あと何があっても絶対この先ドラッグはやらないだろうな ドラッグが怖い映画でもあった