ミッドサマーのsiのネタバレレビュー・内容・結末

話としてはつまらないけど、映像は好き。
色調とロケーションと人によって違う刺繍などのデザイン

この手の話はいつも同じと感じる。
自然崇拝、幻覚作用のある何か、サクリファイス、五穀豊穣、子孫繁栄
それぞれやり方は違えど、根本的に人間の考えること(文化)には共通点があるなと思う。

しかし、自分以外の家族を自死という形で失った主人公にとって(それは悲しいと同時に自分だけは家族から除け者にされてるようにも感じる)、初めて出会ったおかしな宗教の人々は自分の感情に寄り添い、とても優しく、彼女の心に唯一、人の温かみを感じさせるものではなかったか。
なにせ友人も彼氏も、彼女に冷たく居心地は悪い。
身近な人を全て失った彼女にとって、狂気の村はわかりやすく手近な居場所として選びやすい存在ではないだろうか。