ちのぬねの

令嬢ジョンキエール -愛と復讐の果てに-のちのぬねののネタバレレビュー・内容・結末

4.3

このレビューはネタバレを含みます

自分への覚え書きです2/19

裏切った伯爵と復讐に加担した母娘が被害者
嘘で結婚までこぎつけた後母娘は依頼人からすべてをばらされる
娘は身を投げるが助かり伯爵に引き取られる
伯爵は母親に援助もするし自由にしていいから自分の名前で好きなところで暮らせと言う
伯爵と娘はお互い思い合い娘は伯爵に罪の意識を感じている
伯爵と娘は結局うまくいってしまった
依頼人が後日友人から伯爵の話を聞く
田舎に2人で向かったと友人は言えなかったが依頼人は2人で行っていても平気だと言う
依頼人はどこか寂しげだが満たされた表情だった

ヨーロッパの歴史物好き
依頼人の自分が騙したって言える潔さも好き
母と娘には約束通りお金も支払おうとする
誰が悪いのか聞かれたら誰も悪くない
復讐して母娘に約束通り接した依頼人も
心変わりして復讐され裏切られても母を気遣い娘を許す伯爵も
自分と娘の幸せに忠実な母も
真っ直ぐな娘も
誰も悪くないし好き
皆がそれぞれ収まるところに収まった感じ
どの役も人間らしい
この監督さんは人をとてもよく見てる気がする

最初は貴族のお遊び的なもう少し薄い作品かなと思ってたし、薄い内容でもフランス貴族の軽薄な感じは好きなので問題なかったけど予想より内容も全然良かったから得した気分