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私が神のbirichinaのレビュー・感想・評価

私が神(2018年製作の映画)
3.0
舞台はローマ。エドアルド レオは父から小さな四つ星ホテルを相続したボンボン息子役。
リーマンショック後、中途半端に高級な彼のホテルから客足は遠のき、赤字と高い税金(固定資産税?)に悩む。
ところがホテルの向かいにある修道院が経営するB&Bはいつも満室。調べてみるとB&Bは宿泊料の代わりに寄付を募っているので、寄付には税金がかからないうえに、宗教法人は固定資産税を払わなくていいことが分かる。
そこでE・レオは新興宗教を立ち上げてホテルを宗教法人のB&Bに変えようと画策し始める。

ストーリーのアイディアは面白いが深みがなかった。

E・レオとB&Bのシスターたちのバトルは面白かった。

新興宗教にハマっていく若い役人が少しカッコいい。

原題の「io c’è 」は「dio c’è 」キリスト教で言われる「神は存在する」のもじり。この新興宗教はionismo(自分の心に従え)が教義。心が解き放たれるのはいいが行き過ると問題が…。その辺りは面白く描かれている。(深みはないが)
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