Taisuky

僕の特別な兄弟のTaisukyのレビュー・感想・評価

僕の特別な兄弟(2018年製作の映画)
5.0
映画館で見損ねた作品がアマプラに。全体の感想としては、実話ベースなので奇をてらったストーリー展開もないですし、わざと泣かせにくるようなあざとい展開も無い作品でした。でも脊椎麻痺の兄のシン・ハギュン、知的障害の弟のイ・グァンス、この二人のペーソスに溢れた演技が素晴らしく、実の兄弟を超えた義兄弟を演じきっていました。二人に絡み妹分になっていくイ・ソムもいいですね、本作では彼女のカワイイ面が心地よく、物語の進行に温かさを加えてくれました。それも脚本がいいからセリフがいいから、そのままラストへ!本当に感動します、泣けますよ、「兄ちゃん、次はちゃんとやるよ」二人の未来に踏み出す象徴的なラストシーン、イ・グァンスは本当に素晴らしい俳優です。また、脇を固める俳優もドラマでよく観るあの人、あの人、いい役者ばかりで最高です。マイナスにする要素がない映画でした。
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